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気になったニュース盛り合わせ 2020/09/11~9/18

個別で記事にするほどではないけど、ピックアップしておきたいニュースの盛り合わせです。

さらっと内容と評価をまとめます。

3中銀が政策発表をしています。

 

目次

1. 欧州中銀 政策維持

2. FRB フォワドガイダンスで2023年まで利上げなし

3. 日銀 政策維持

4. 菅首相 国民のために働く内閣

5. EU 一般教書演説 温暖化ガス削減

 

1. 欧州中銀 政策維持

【2020/09/11 日経】欧州中央銀行(ECB)は10日開いた政策理事会で、金融緩和政策の維持を決めた。欧州では消費者物価上昇率がマイナスに転じ、デフレ懸念が高まっている。ユーロも上昇傾向にあり、ラガルド総裁は記者会見で為替相場を注視する考えを示した。

同日公表した新しい経済見通しでは、20年の消費者物価上昇率を6月時点の0.3%のまま据え置いた。

 

さて、ECBは現状維持です。デフレ懸念が高まっている場合に、FRBや日銀は強力な緩和で引き起こしにかかりますが、規律を重視する欧州は過度な手段を打ってきませんね。回復まで時間がかかりそうです。 経済対策は積極的になってきていますので変化は始まっているでしょう。私は欧州は前例、形式主義を取ることが多いと思っています。

 

2. FRB フォワドガイダンスで2023年まで利上げなし

【2020/9/17 日経】米連邦準備理事会(FRB)は16日の米連邦公開市場委員会FOMC)で、少なくとも2023年末までゼロ金利政策を維持する方針を表明した。物価上昇率は「当面は2%超を目指す」とし、2%に到達するまで利上げを見送るとも宣言した。長期の低金利政策を確約する「フォワード・ガイダンス」を導入し、新型コロナウイルス禍からの景気回復を急ぐ。

 

さて、FRBは緩和を若干強化してきました。8月の声明文で言及されていたので驚きはありません。 低金利環境は続きますから、株式や金など資産価値が上昇しやすい環境は担保されています。投資には追い風ですね。資産効果も使いながらコロナで減少した需要を回復していきたいですね。

 

3. 日銀 政策維持

【2020/09/18 日経】長短金利操作のもとでの市場調節方針について現状維持を決定した。長期国債以外の資産の買い入れ方針に関しても現状維持を決定した。

2013年1月の共同声明にもある通り、政府と日銀のそれぞれの役割を認識しつつ、協調して政策を進めていくことに変わりない。

 

さて、日銀も現状維持です。注目は菅政権との関係ですが、2013年の共同声明の通り物価上昇2%を目指すこととしていますので共同戦線は変わらないとのことで安心です。底割れを防ぐ守備を日銀、成長を促す攻めの攻撃を政府が分担して実行してくれるでしょう。 国民も前向きにやっていきたいものです。

 

4. 菅首相 国民のために働く内閣

【2020/09/17 日経】目指す社会像、それは自助・共助・公助そして絆だ。国民から信頼される政府を目指す。行政の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打ち破り規制改革を全力で進める。国民のために働く内閣をつくり、国民の期待に応えていきたい。

危機を乗り越えて国民が安心した生活を取り戻すため、安倍政権が進めてきた取り組みをしっかり継承して前に進める。

今取り組むべき最優先の課題は新型コロナ対策だ。欧米諸国のような爆発的な感染拡大は絶対阻止し、国民の命と健康を守り抜く。その上で社会経済活動との両立を目指す。さもなければ国民生活が成り立たなくなる。

 

さて、菅政権発足です。 ポイントは行政改革、国民のために働く政治です。

具体的な工程はまずコロナ対策と経済再生、次に外交関係の継続、最終的には行政改革、デジタル庁で行政の効率化を図るんでしょうね。効率化は全体としていいことですが、働く職員単位では抵抗があるんでしょうね。 私は実行力に期待しています。

 

5. EU 一般教書演説 温暖化ガス削減

【2020/09/17 日経】欧州連合EU)のフォンデアライエン欧州委員長は16日の一般教書演説で、2030年に域内の温暖化ガスの排出量を1990年比で少なくとも55%減らすと表明した。他国と比べて突出した水準になる。EUを離脱した英国との関係では、英EU間で発効した離脱協定の順守を求めた。

対外関係では、中国は「交渉相手であり、経済のライバルだ」と述べ、従来通りの友好一辺倒ではなく、関係を軌道修正する考えを示した。米国とは「ホワイトハウスの決定に常に同意するわけではないが、大西洋の同盟を大事にしたい」と関係改善に意欲をにじませた。

 

さて、EUは環境対策で存在感を出していくようですね。環境や権利は欧州で発達している考え方なので長所を活かせますね。 ITや製造では米中の後手に回っていますので、環境分野で優位に立ちたいのでしょうが、私はあまり期待していません。 

対外関係では英国には毅然とした態度を維持するようです。米国とは友好的に持っていきたいようですし、中国は距離を作るようですね。

 

欧州中銀、量的緩和を維持 ラガルド総裁、ユーロ高「注視」(写真=ロイター) :日本経済新聞

米、23年末までゼロ金利 FRB、利上げ「物価2%到達後」(写真=AP) :日本経済新聞

日銀総裁会見の要旨 地銀統合も選択肢/株高、異常ではない :日本経済新聞

規制改革ど真ん中に/国民のため働く内閣 菅首相 会見要旨 :日本経済新聞

EU、温暖化ガス55%削減 30年目標引き上げ 世界で水準突出(写真=ロイター) :日本経済新聞

 

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