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ブレクジッド 下院総選挙実施 ジョンソン首相の保守党が歴史的大勝

日経新聞 2019/12/14]英国の下院総選挙(定数650)は13日開票を終え、ジョンソン首相率いる与党・保守党が過半数を獲得した。ジョンソン氏は「1月31日までに欧州連合EU)から必ず離脱する」と勝利宣言し、公約だった2020年1月末の離脱へ準備を加速させる姿勢を強調した。16年の国民投票で離脱を決めてから3年半。英政治の混乱で迷走が続いてきた英国のEU離脱は実現へ大きな節目を迎えた。

保守党は獲得議席を365と解散前から67上積みし、サッチャー政権下の1987年以来の歴史的な大勝を収めた。最大野党の労働党は203と40減の惨敗を喫した。労働党のコービン党首は辞意を表明した。スコットランド民族党(SNP)は48(13増)に躍進、自由民主党は11(10減)となった。

英議会が1月中に新離脱案を可決すれば、20年末までは離脱のショックを和らげるためにEUとの経済的関係を維持する「移行期間」付きの離脱が決まる。

 

※※今回はぼやきのような内容になっております。予めご了承くださいませ。

 

さて、1987年のサッチャー政権以来の歴史的大勝でジョンソン首相が英下院の過半数議席を獲得しました。ポンドが3年ぶりの上昇率を見せました。

これにより保守党単独でEUからの離脱案を可決できるようになり合意あり離脱が現実味を帯びてきました。 最大野党の労働党は2割相当の40議席を失い、コービン党首は辞めるそうです。争点であるはずのブレクジッドへの態度を明確にできなかったことが敗因だそうで、うん。仕方ないね。

 

そもそも英国離脱は何を目的に行われているのか教えてほしいと思っています。これって誰が何を求めて、あーでもないこーでもないとやっているのでしょうか??

私はこれも米中貿易摩擦などと同じで、グローバル拡大路線のひずみが一定量を超えて、目に見える形で噴出した事象ではないかと捉えています。

世間一般にはグローバル化は”善”と思われていますが、恩恵からあぶれる人はいます。その効用が、利益>損失から利益<損失になっていることが増えてきている一例です。世界は大きな節目に来ているのではないかと思います。

 そう考えると、英国民の過半数が「グローバル化が利益<損失になっているからやめてくれ」と言っているようで、英国民が心休まる方法は何かと考えると困難な道が予想されます。

 

 日経新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53336830T11C19A2MM8000/