【2024/02/03 ロイター】米労働省が2日発表した1月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比35万3000人増と、伸びは市場予想の18万人を大幅に上回った。賃金も約2年ぶりの上昇率を記録した。労働市場は勢いを維持しており、米連邦準備理事会(FRB)が市場が現在見込んでいる5月の利下げに踏み切るにはハードルが高い可能性がある。
失業率は3.7%だった。12月も3.7%だったが、新たな人口推計が家計調査に組み込まれ、そこから失業率が算出されているため、直接的な比較はできない。失業率は2年連続で4%未満にとどまり、過去50年超で最長。
時間当たり平均賃金は前月比0.6%上昇と、前月の0.4%上昇から加速し、22年3月以来の大幅な伸びとなった。
前年同月比でも4.5%上昇。12月は4.3%上昇だった。前年比での賃金の伸びは依然コロナ禍前の平均、および大半のFRB当局者がインフレ目標と一致すると見なす3.0─3.5%のレンジを大きく上回っており、3月の利下げ開始は早すぎるという見方を裏付けている。
目次
1. 雇用者数と失業率は?
2. 平均時給は?
3. PCEコアデフレータは?
4. ISM景気指数は?
5. まとめ
1. 雇用者数と失業率は?
はむすけ:1月の雇用者数は35.3万人だったよ
さーちゃん:予想は18万人だったから2倍の数字ね
はむすけ:1月から新しい人口推計を取り入れているから単純比較はできないけどね
さーちゃん:算出方法が変わった月になるのね
はむすけ:失業率は変わらずの3.7%だったね
さーちゃん:ずっと横ばいね
はむすけ:U-6は7.2%とこちらも大きな変化ないね
2. 平均時給は?
はむすけ:平均時給は+4.5%と伸びが加速したよ
さーちゃん:給料はまた伸びたのね
3. PCEコアデフレータは?
はむすけ:12月のPCEコアデフレータは+2.9%
さーちゃん:3%を切ってきたわね
はむすけ: (1月のCPIは13日発表予定です)
4. ISM景気指数は?
はむすけ:2024年1月のISM製造業は49.1
さーちゃん:前回のより改善したね
はむすけ:おなじくISM非製造業は53.4
さーちゃん:こっちも3pt以上改善したわね
5. まとめ
はむすけ:ここにきて35万人増、時給の伸びも加速したね
さーちゃん:給与>物価の伸びになっているね
はむすけ:内容的には超強い結果だったけど、市場は好感したね
さーちゃん:S&P500は5000ptを突破。NYダウもナスダック指数も最高値更新だね
はむすけ:これ以上金融引き締めはないということだしね
さーちゃん:物価が再加速して、引き締めが必要になることってないのかな
はむすけ:ボルカー時代に再引き締めをした例があるけど、今のところそれは想定されていないような動きだね
さーちゃん:素直に喜んで、投資をしていってもよさそうね
米1月雇用35.3万人増と予想大幅に上回る、賃金の伸び約2年ぶりの高さ | ロイター
Table A-15. Alternative measures of labor underutilization - 2024 M01 Results
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