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2023年12月米雇用統計 +21.6万人 失業率3.7% 平均時給+4.1%前年比(さ)

【2024/01/05 ロイター】米労働省が5日発表した2023年12月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比21万6000人増と、伸びは市場予想の17万人を上回った。賃金も引き続き底堅いペースで上昇し、米連邦準備理事会(FRB)が3月に利下げを開始するという観測に疑問を投げかける内容となった。

失業率は3.7%で先月から横ばい。

年間の雇用者数は270万人増と伸びは22年の480万人増から大幅に減少した。

時間当たり平均賃金は前月比0.4%上昇し、伸びは前月と並んだ。前年同月比は4.1%上昇し、伸びは前月の4.0%から加速した。

 

目次

 1. 雇用者数と失業率は?

 2. 平均時給は?

 3. PCEコアデフレータは?

 4. ISM景気指数は?

 5. まとめ

 

1. 雇用者数と失業率は?

はむすけ:まず2か月分飛ばしまして申し訳ありません。年が変わりました。

さーちゃん:引き続き何卒、何卒よろしくお願いいたします。

 

はむすけ:年明け1発目の雇用統計は雇用者数が+21.6万人と市場予想を上回ったよ。

さーちゃん:予想は17万人だったわね。

はむすけ:失業率は3.7%と前月と変わらず。

さーちゃん:9月の雇用統計の時は3.8%だったから改善しているね。

はむすけ:U-6(季節調整済)も7.1%と5か月連続7%程度のまま。

さーちゃん:失業率は上がってこないね。

 

2. 平均時給は?

はむすけ:平均賃金の伸びは前年比+4.1%。

さーちゃん:こちらも鈍化は確認できないね。

 

3. PCEコアデフレータは?

はむすけ:それに対して物価の伸び。2023年11月のPCEコアデフレータは前年比3.2%

さーちゃん:予想は+3.4%だったから、予想は下回っていたわね。

はむすけ:2023年12月のCPI総合は前年比+3.4%。

さーちゃん:こっちは予想が3.2%だったから上回ったわね。

はむすけ:物価の減速も弱まっているね。

さーちゃん:特に給料の伸びの方が高いのは、需要低下の妨げになるんじゃない。

 

4. ISM景気指数は?

はむすけ:景況感を見ていくよ。ISM製造業景気指数は2023年12月が47.4

さーちゃん:50は下回っているね。

はむすけ:2022年11月から14ヵ月連続で50以下だよ。

さーちゃん:製造業は1年以上、抑えられているのね。

はむすけ:ISM非製造業は50.6。前月の52.7からは縮小。

さーちゃん:非製造業は50をずっと上回り続けているね。

 

5. まとめ

はむすけ:強い内容の雇用統計だったね。

さーちゃん:雇用者数、失業率、賃金の伸びが上回っていたものね。

はむすけ:FRBの利下げ観測も後退する反応になったね。

さーちゃん:そもそも市場は年明けや3月利下げ開始と楽観的に見ていたものね。

はむすけ:株価指数はそれでも上昇で反応しているし、都合のいい解釈をしているように見えるね。

さーちゃん:はむすけみたいな弱気派もいるから、去年みたいに大きなリセッションにつながらなくていい感じになるんじゃないの。

はむすけ:そうかな。これで株価上昇して資産効果が出てくれば、物価が上昇する未来もあると思うけど。

さーちゃん:あんたがそう思っているうちは、世間様全体ではバランス取れているわよ。

はむすけ:今年の2大テーマ。米利下げと米大統領選挙。株高につながるかな。

さーちゃん:どちらも株価にはプラスの材料ね。

はむすけ:何はともあれ、今年も頑張っていきましょう。

さーちゃん:よろしくね。

 

米12月雇用、21.6万人増で予想上回る 賃金の伸び継続 失業率3.7% | ロイター

Table A-15. Alternative measures of labor underutilization - 2023 M13 Results

 

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