【2023/09/02 ロイター】米労働省が1日発表した8月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数が予想以上に増加したものの、失業率は悪化し、賃金の伸びは鈍化した。労働市場の逼迫緩和を示唆し、米連邦準備理事会(FRB)が今月、利上げを見送るとの見方が強まる可能性がある。
非農業部門雇用者数は18万7000人増加。増加数は過去12カ月の月平均(27万1000人)を大きく下回った。
失業率は3.8%で7月の3.5%から上昇。2022年2月以来の高水準となった。
賃金の伸びはやや鈍化。平均時給は前月比0.2%上昇と、伸びは22年2月以来の小ささとなった。7月は0.4%上昇だった。前年比では4.3%上昇。7月は4.4%上昇だった。
目次
1. 雇用者数と失業率は?
2. 平均時給は?
3. PCEコアデフレータは?
4. ISM景気指数は?
5. まとめ
1. 雇用者数と失業率は?
はむすけ:8月の非農業部門雇用者数は+18.7万人だったよ。
さーちゃん:予想は17万人だから少し上回ったね。
はむすけ:失業率は3.8%
さーちゃん:前月の3.4%から悪化したね。
はむすけ:U-6は7.1%にこちらも悪化したよ。
2. 平均時給は?
はむすけ:平均時給は+4.3%。
さーちゃん:前月の+4.4%から鈍化したとも言いにくいわね。
3. PCEコアデフレータは?
はむすけ:7月PCEコアデフレータは+4.2%
さーちゃん:前月が4.1%だけど、あまり変わってないわね。
はむすけ:8月のCPI総合は+3.7%
さーちゃん:予想は+3.6%、前月は+3.2%だったね。
はむすけ:CPI総合は上昇したね。
さーちゃん:それでも市場は利上げ停止を想定しているみたいね。
4. ISM景気指数は?
はむすけ:ISM製造業景気指数は47.6と50は下回ったまま。
さーちゃん:前月の46.4よりは強くなったわね。
はむすけ:ISM非製造業景気指数は54.5と予想、前月ともに上回ったね。
さーちゃん:サービス業は強いね。
5. まとめ
はむすけ:雇用者、失業率、給与と低下傾向がみられたね。
さーちゃん:悪くなりすぎずに悪くなっていい感じね。
はむすけ:給与>物価だけど、同じようなもんだね。
さーちゃん:減速は無理なく出来ている理由だね。
はむすけ:そうだね。市場では早くも利上げ落ち止めに自信を持ち始めたね。
さーちゃん:これでソフトランディングが完成するのかしら
米8月失業率3.8%に上昇、賃金伸び鈍化 雇用18.7万人増 | ロイター
Table A-15. Alternative measures of labor underutilization - 2023 M08 Results
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