【2020/11/06 ロイター】 米労働省が6日に発表した10月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比63万8000人増と、前月の67万2000人増から伸びが鈍化した。
失業率は6.9%と、前月の7.9%から改善した。予想は7.7%だった。ただ、コロナ禍で発生した「雇用されているが休職中」の人の扱いが引き続きデータのゆがみとなっており、これを除くと失業率は約7.2%だった。
業種別では、娯楽・宿泊の雇用者数が27万1000人増加し、全体の伸びの4割強を占めた。専門職・企業サービスは20万8000人増加。製造業は3万8000人、建設業は8万4000人、それぞれ増加した。小売りは10万4000人増加。このうち家電店が3万1000人と、伸びの約3分の1を占めた。
時間当たりの平均賃金は前月比で0.1%、前年比で4.5%、それぞれ上昇した。労働参加率は0.3%ポイント上昇し61.7%。2月時点の水準からは1.7%ポイント下回っている。
目次
1. 雇用者数と失業率は?
2. 平均時給は?
3. PCEコアデフレータは?
4. ISM景気指数は?
5. まとめ
さーちゃん:0歳児。わからないことがいっぱい。冷静な女の子
はむすけ:私。証券営業マン。さーちゃんのパパ
1. 雇用者数と失業率は?
はむすけ:アメリカ大統領選はバイデン氏で決まりのようだね。
さーちゃん:はむすけはトランプ氏が再選を言っていたのに外したわね。
はむすけ:そうだね。申し訳ない。接戦になったんだけどね。 さて、そんな中でも雇用統計はきっちりチェックしていくよ。
さーちゃん:今月は63.8万人で市場予想の60万人は上回ったのね。 失業率も6.9%に改善したね。
はむすけ:よく見ていたね。雇用の回復ペースの鈍化をロイターは懸念していたけど、僕は回復が続いている事実があれば十分だと思うよ。これで1192万人が雇用されたね。
さーちゃん:一応予想を上回っているしね。
はむすけ:特に今回は娯楽・宿泊が全体の伸びの4割を占めた事にも注目だね。新型コロナウィルスの影響が濃い分野がけん引しているということは
さーちゃん:新型コロナが治まったあとに経済の回復力があるということね。
はむすけ:そういうこと! 再度一部ロックダウンなどが行われるけど、解除の時には同じような動きは期待できそうだね。
2. 平均時給は?
はむすけ:平均時給の前年比の伸び4.5%だったね。
さーちゃん:コロナ前の伸び率と比べても大きいね。
3. PCEコアデフレータは?
はむすけ:9月のPCEコアデフレータは+1.5%だったよ。
さーちゃん:そうすると給与の方が3倍伸びていたのね。
はむすけ:まだ物価上昇が景気のブレーキになるには時間がかかりそうだね。
さーちゃん:8月の1.6%に比べると物価は下がったのね。
4. ISM景気指数は?
はむすけ:10月の結果。まず製造業景気指数は59.3と強力な拡大を示しているね。
さーちゃん:非製造業景気指数は56.6とこっちも拡大ね。
はむすけ:60を超えることは珍しいから景況感はとても強気ということがわかるね。
さーちゃん:先行きに明るさを感じている人が多いのね。
5. まとめ
はむすけ:雇用やみんなのマインドは良好だったね。
さーちゃん:大統領がだれでもあまり関係ないのかしらね。
はむすけ:そこは今後のバイデン大統領の行動をチェックだね。
さーちゃん:とても強気な内容だったけど、再ロックダウンの影響が出てくる来月分は心配よね。
はむすけ:そう心配することもないと思うよ。今年3月のロックダウンより医療体制や検査体制なんかも格段に良くなっているし、市民も経験値があるからね。
さーちゃん:そうね。自分の生活をしっかりやっていこうね。
はむすけ:それが大事だね。 バイデン氏の勝利もおめでとうございます。
米10月雇用63.8万人増に減速、非正規労働者が増加 失業率6.9% | ロイター
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