【2020/09/05 ブルームバーグ】米国では8月に雇用者数が増加し、これで4カ月連続での労働市場改善となった。新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)が収まらず、議会では追加支援対策を巡る協議が行き詰まっているものの、景気回復継続への期待を抱かせる内容となった。
キーポイント |
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目次
1. 雇用者数と失業率は?
2. 平均時給は?
3. PCEコアデフレータは?
4. まとめ
さーちゃん:0歳児。わからないことがいっぱい。冷静な女の子
はむすけ:私。証券営業マン。さーちゃんのパパ
1. 雇用者数と失業率は?
はむすけ:さーて今月の雇用統計は~?
さーちゃん:さーちゃんです。 良かった。下がった。時給は乱高下。の三本です^^
って何やらすのよ!! 日曜6時半じゃないから!
はむすけ:年齢を重ねると面白さがよく分かるようになるアニメだよね~
さーちゃん:0歳児にはわからないわよ。それよりどうだったの?
はむすけ:雇用者数は137万人増、失業率は8.4%とどちらも市場予想より改善していたよ。
さーちゃん:前にも言っていた、悪いながらも改善傾向は続いているのね。
はむすけ:これで1062万人の雇用が回復したよ。
2. 平均時給は?
はむすけ:前月は調べられなかったけど、今月は前年比4.7%増だったよ。
さーちゃん:前月比では0.4%増だったのね。
はむすけ:結局、失業手当の上乗せは7月で失効してしまったよ。
さーちゃん:それで就職し始めた人が増えたみたいね。 アメリカでは経済再開で仕事が増えているのかしら。
はむすけ:そうかも知れないね。 9月には米議会も再開するから追加経済対策が決定されると思うよ。
さーちゃん:前にもうすぐって言って決まらずに夏休みになったじゃない。今度は大丈夫なの?
はむすけ: …多分ね。 共和も民主も追加策は賛成だけど、規模で揉めているから時間の問題だと思うのは変わらないよ。
3. PCEコアデフレータは?
はむすけ:2020年7月のPCEコアデフレータは+1.3%と前回より上昇したよ。 それでも平均時給の伸びよりも小さいし、インフレがブレーキになる可能性は低いね。
さーちゃん:そういえば、FRBが何か決めるんじゃなかった?
はむすけ:そうだね。フォワードガイダンスで「物価上昇2%」を表明しているね
さーちゃん:まだ1.3%なら時間はかかりそうね。
はむすけ:そうだね。金融引き締めに転じるのはまだまだ先だね。
4. まとめ
さーちゃん:8月の雇用統計はどうだったの?
はむすけ:まず鈍化したとは言え、回復傾向が続いていることを確認できたので良かったね。 次に、失業手当が失効しても職探しを始める人が増えるくらい需要が弱っていないことも分かったね。
さーちゃん:コロナの落ち込みは長期化していないわね。
はむすけ:今の段階では。だけど、これで追加緩和も出ればより回復が強固になると思うよ。
さーちゃん:4月を底にして回復が続いているわね。いつまで続くかしら。
はむすけ:新型コロナウィルスのワクチンが出来れば、より経済は回復するだろうし、危機対応で出した経済対策の資金はそのまま市場に出回ったままになるから、急速に株価が上がる可能性も考えておいた方がいいかもよ。
さーちゃん:そうなれば、私のお小遣いも増えるかしら?
米雇用者、8月は137万人増-失業率は8.4%と予想以上に低下 - Bloomberg
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