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気になったニュース盛り合わせ 2020/08/29

個別で記事にするほどではないけど、ピックアップしておきたいニュースの盛り合わせです。

さらっと内容と評価をまとめます。

 

目次

 1. 雇調金特例 延長

 2. コロナ対策 ポイントは?

 3. トランプ大統領 共和党指名受諾演説

 4. FRB オーバーシュートコミットメントをパクる

 

1. 雇調金特例 延長

【2020/08/29 日経】厚生労働省は28日、雇用を維持して従業員に休業手当を支払う企業向けの雇用調整助成金について、9月末までだった特例措置の期限を12月末まで延長すると発表した。

特例措置で1人1日あたり助成上限額を1万5千円に引き上げ、助成率は中小企業で3分の2を最大10割にしている。6月の失業率は2.8%で欧米に比べれば低いものの休業者は236万人と高止まりしている。

休業手当が支払われない労働者に賃金の8割を直接補償する新制度も12月末まで実施期限を延ばす。子どもの休校で仕事を休んだ保護者や妊婦に特別有給休暇を取得させた企業への助成金も期限を同時期まで延長する。

 

さて、雇調金の延長が決まっています。 需要の維持を続けます。早く経済正常化できればいいですね。

厚労省HPを見ると確かに手続きは面倒そう。私は一定数以上の漢字や数字を脳が拒否するので疲労感がすごいですが、動画もあり工夫が見られますね。

 

2. コロナ対策 ポイントは?

【2020/08/29 日経】政府が28日に発表した新型コロナウイルス対策は、重症者の治療に注力する体制づくりや全国民分のワクチン確保が盛り込まれた。今後の感染拡大時に医療現場の逼迫を避ける狙いだが、軽症者らを通じ感染が広がる懸念があるほか、ワクチンも開発途上。実効性がどの程度あるか未知数だ。

 

さて、コロナウィルス対策が発表されました。 政府は何を重視して行動しているのか見ておきましょう。

現在の方針は、ずばり 重症者、死亡者の抑制、減少である!!

仕事でお客様とお話をしていても感染者数だけに注目している方が多いのであえて申し上げました。

軽症、無症状も多くいるのは当初から言われていました。「無症状ならかかっても、関係なくない?」って人もいますが、高齢者や持病のある方は致命的になることがあるので注意です。そして感染力が異常に強いのも特徴です。

そうなれば、とれる手段は大きく二つ。1.感染力を発揮させないように都市封鎖などの接触隔離処置。かわりに経済に大打撃。 2.隔離処置をとらずに、致命的な患者を手厚く看護。 当初は1.でしたが、コロナ対応などのノウハウも蓄積され、副作用の経済ダメージが上回ってきたため、2.に移っています。

どうか感染者数だけで慌てないように。 またマクロ的にはこの方針ですが、ミクロ的には予防をしっかりと。 重症者が増加して看護の容量が無くなれば局所防衛が出来ず、感染者自体を抑えないといけなくなるのでまた接触隔離処置になってしまいます。

 

3. トランプ大統領 共和党指名受諾演説

【2020/08/29 日経】米共和党の大統領候補に指名されたドナルド・トランプ大統領(74)は27日、ホワイトハウスで指名受諾演説に臨んだ。大統領選で再選されれば「史上最高の経済を再びつくり上げる」と強調した。「かつてないほどに米国を偉大にしてみせる」と述べ、「米国第一」の継続に支持を呼び掛けた。

 

さて、先日のバイデン氏に続き共和党も候補指名を行いました。

トランプ氏の内容について好意的な視点からまとめます。演説要旨から。

アメリカンドリームか社会主義

増税や対中対策に対して反対しています。増税は経済の活力を奪う悪手だと、実業家ならではの視点です。バイデン氏の再分配を強化したい姿勢が社会主義に映るようですね。 トランプ氏にとって中国は米国の地位を奪う存在であり、全く油断はできないと考えています。 バイデン氏の融和姿勢は中国に隙をつかれる危険性が高い行為です。中国を重く見ているのはトランプ氏ではないでしょうか。

・不法移民や黒人問題

移民に反対する訳ではなく、一貫して”不法”移民を排除するように働きかけてきました。不法で安価な労働力は米国人から仕事を奪ったと。 黒人問題も貧困問題とリンクしているため米国の経済力の増強に取り組んできたトランプ氏は貢献をアピールしています。 暴動は厳正に対処するという事も秩序のために大事です。人権問題の抗議と放火に何の関係があるのでしょうか。トランプ氏が黒人軽視をしているような報道を憂慮しています。

・まとめ

トランプ氏は真面目な人!?

私はトランプ氏を豊臣秀吉のように感じています。司馬遼太郎の新史太閤記の秀吉のように、元来政治家ではないトランプ氏が人心をまとめるには経済力を中心にするしかなかった。田中角栄元首相もそうだったかも知れないと思っています。 

その上で政治家ではないので、今までおざなりにされていた問題にも取り組んでいます。「そうは言っても、ねぇ…」を許さないのです。形骸化しているが資金は大量に拠出させられていた国際機関や、題目だけ立派で進展の見られない国際会議などを脱退し、資金と時間を有意義に使おうとしています。 

ツイッターの発信を多用するのもメディアの恣意的な報道(報道はすべて恣意的だと思っています、私のブログもそうですので批判する気はありません)に影響されないメッセージの発信のためです。

言動が過激であったり、暗黙の了解をしばしば無視するため、いらぬ反発や上げ足取りを招いていると感じる場面は多いですが、トランプ氏はとても正義感が強くで正直な人柄ではと思っています。  関係なくなりましたね(笑

 

4. FRB オーバーシュートコミットメントをパクる

【2020/08/29 日経】米連邦準備理事会(FRB)は27日、ゼロ金利政策を長く続けるため「物価上昇率が2%を一時的に超えることを目指す」とする新しい指針を決定した。

FRBは2012年から2%の物価上昇率を公式目標にしている。27日に米連邦公開市場委員会FOMC)が公表した声明文では、物価目標を「一定期間の平均で2%」と切り替え、2%を長く下回った場合は「当面は2%を緩やかに超える物価上昇率を目指す」と明記。ゼロ金利の長期化を事実上宣言した。

 

さて、7月のFOMCで匂わせていたフォワドガイダンスを決めてきました。さらに日銀が行っているオーバーシュートコミットメントも取り入れました。指針決定ですので採用実行は9月15-16日のFOMCでしょうかね。

言葉のニュアンスではより具体化していますので緩和強化ですね。

まず、フォワドガイダンスの狙いは現在の政策の転換点を明らかにすることで投資家の判断に安心感を与える事です。 政策の変更は重大イベントですが、これが急に来るのと事前に想定できるのでは投資判断の確実性が変わってきます。

次に、オーバーシュートコミットメントの効果は目標(今回ならインフレ2%)に近づいてきた際に投資家の判断に独自の予想が入ってきて市場が不安定になるのを防ぎます。2%を平均的に超えてくるまでは現在の金融政策を前提として投資計画を決めることが出来ます。

これらは政策効果を発揮させるための添加物です。長期化するためではなく、政策効果を上げて短期化するために加えられます。 日銀が既に取り込んでいますが苦戦中です。経済の場合は実行者の行動に疑問が出てくると政策効果は一気に失われます。笛吹けど踊らずです。 そうならないようにするための策を取り入れるようですね。

 

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雇用への備え厚く 雇調金特例、年末まで延長 :日本経済新聞

雇用調整助成金(新型コロナ特例)|厚生労働省

コロナ対策 実効性は 感染症法、運用見直し 入院は重症者を優先 :日本経済新聞

トランプ氏「史上最高の経済を再び」 指名受諾演説 (写真=AP) :日本経済新聞

トランプ氏演説要旨 コロナ打ち負かす ミサイル防衛構築 :日本経済新聞

期待回復狙い 苦肉の「2%超」 FRB新指針 ゼロ金利継続、事実上宣言 :日本経済新聞

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