【2020/10/2 ブルームバーグ】米雇用者数は9月に伸びが減速し、多くの労働者が職探しを断念、景気回復が鈍化しつつあることが示唆された。新型コロナウイルス感染症(COVID19)のワクチンや新たな政府支援がない中、米国は厳しい状況に置かれている。
月の平均時給は前月比0.1%増で、市場予想を下回った。
キーポイント |
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目次
1. 雇用者数と失業率は?
2. 平均時給は?
3. PCEコアデフレータは?
4. 景気指数は?
5. まとめ
さーちゃん:0歳児。わからないことがいっぱい。冷静な女の子
はむすけ:私。証券営業マン。さーちゃんのパパ
1. 雇用者数と失業率は?
はむすけ:9月のアメリカ雇用統計が発表されたよ。雇用者数は66.1万人増。
失業率は6.7%に低下と改善が続いているよ。
さーちゃん:でも、市場予想の85.9万人を下回ったわよ。 失業率は予想の8.2%よりも改善していたみたいだけど。
はむすけ:問題はないんじゃないかな。改善が続いていることが確認できれば。失業保険の上乗せも終わっているけど失業率が改善しているということは職に就きたくても就けない人が増えていないことを示しているからね。
さーちゃん:この記事には「職探しをあきらめた」って書いていあるけど
はむすけ:諦められる人は無理に就職しなくても生活できるんじゃない。困窮している人にはサポートが届いているんじゃないかな。 これで1128万人が雇用されたよ。
2. 平均時給は?
はむすけ:今回も平均時給の前年比はわかりませんでした。 なので今回は前月比のみです。 +0.1%でしたよ
3. PCEコアデフレータは?
はむすけ:2020年8月のPCEコアデフレータは+1.6%と上昇が加速したよ。前月は1.3%でした。
さーちゃん:物価が上がっているという事ね。
はむすけ:そうだね。今月は給与の伸びは微増だったけど、今後は注意が必要になってくるかもね。
4. 景気指数は?
はむすけ:今回からISM製造業景気指数とISM非製造業景気指数も見ていくよ
さーちゃん:それは何を表しているの?
はむすけ:アメリカの企業の購買担当役員にアンケートを取ってまとめたもので、景況感を測るものだよ。先行性があると言われているね。
さーちゃん:気分を聞いているってこと?
はむすけ:大雑把に言うとそういうこと。経済活動でマインドは重要な要素だから押さえておこうと思ってね。 今回はISM製造業景気指数は55.4だったよ。
さーちゃん:それだけ言われても… 良いの?
はむすけ:良いね! 50を超えるといいと思っている人が多い状態、逆に50を下回ると悪いと思っている人が多い状態だよ。 最近だとコロナ真っただ中の2020年4月に41.5まで下がったよ。
さーちゃん:そうなのね。 製造業の人は気分はアゲアゲな訳ね
はむすけ:ウェーイ('ω')ノ 非製造業指数は製造業指数の2営業日後に発表だから、あとで追記するね。因みにこちらも直近の最低は2020年4月に41.8だったよ。
9月のISM非製造業景気指数は57.8と拡大が示されたよ。(2020/11/6追記)
5. まとめ
はむすけ:今回も改善が続いていたね。
さーちゃん:アメリカでもコロナウィルスの感染者とか増え続けているのに回復しているのは不思議ね。
はむすけ:感染と経済の影響度が減っているんだよ。 急速に増えない限りコロナウィルスの感染増加は市場には影響を与えないと思うよ。
さーちゃん:それを心配したり、踊らされない方がよさそうね。 そういえばアメリカの追加経済対策はどうなっているのよ?
はむすけ:現時点(2020/10/3 15時)で決まったというニュースはないね。来週から米国議会は休会だから大統領選挙後になりそうだね^^;
さーちゃん:結局、7月末から言っていて決まらなかったわね。
はむすけ:経済へのガソリン投下が先延ばしになったってことにしておいて:p
さーちゃん:調子いいわねー まぁなくても雇用の回復が続いているのはいいことかもね。
米雇用者数、9月は予想下回る66.1万人増-景気回復の鈍化を示唆 - Bloomberg
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