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中国 景況感、再開率、中銀 預金準備率 下げ

【日経 2020/03/31】中国国家統計局が31日発表した2020年3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比16.3ポイント高い52.0だった。企業の生産再開が進み「拡大」「縮小」の節目となる50を3カ月ぶりに上回った。

同時に公表した3月の非製造業のPMIは前月比22.7ポイント高い52.3だった。過去最低だった2月から大幅に改善し、50を2カ月ぶりに上回った。

【日経 2020/03/31】新型コロナウイルス震源地の中国で、製造業の多くが生産拠点の再開を急いでいる。中国政府も後押しし、大企業の「再開率」は9割以上に達したとしている。

中国工業情報化省は30日、売上高2千万元(約3億円)以上の製造業の98.6%が操業を再開し、従業員の89.9%が職場復帰したと発表した。28日時点の数値だ。新型コロナの感染が最も深刻だった湖北省でも95%超の企業が再開し、約70%の従業員が職場に戻ったという。大手より復旧が遅れていた中小企業も76%が操業を再開した。

【日経 2020/04/04】中国人民銀行中央銀行)は3日、市中銀行から強制的に預かるお金の比率を示す「預金準備率」を下げると発表した。日本の農協に似た、主に農村で営業する銀行が対象で下げ幅は1%。新型コロナウイルスで打撃を受ける中小零細企業向けの貸し出しを増やす狙いだ。

同時に、法定の預金準備率を超えて銀行が人民銀にお金を預けた場合、超過部分につける利息を下げると発表した。7日から年0.72%を年0.35%に下げる。

 

 

さて、コロナウィルスが収束に向かっている中国ですが、3月のPMIが急回復しています。製造業で2月は35.7。1月は50.0でした。 非製造業は2月29.6。1月は54.1でした。 

大企業の再開も98.6%、中小企業も76%に上っています。 再開率は再開した率で、稼働率とは別の指標ですので注意が必要です。記事によると稼働率は自動車工場で3割程度のようです。中国以外の隔離政策がありますので上昇には時間がかかそうです。

中央銀行は預金準備率と付利を引き下げ資金を市中に流します。

 

武漢は3/24に公共交通機関の再開を決めています。V字回復するかはわかりませんが、コロナウィルスが収束したときの推移の前例になると思います。

整理しますと、まず、感染拡大の押さえ込みを短期にするために強力に協力。次の段階のため、需要と供給を維持し隔離後に備える。

隔離政策を解除後、需要を拡大する策を行う。それには現金給付や雇用の維持、企業の支援、救済策で消費者の収入を守る。 中央銀行は資金の枯渇を防ぐため資金供給を拡大する。

こういったことがキーになっていると思います。

 

中国は全人代の決定に注目です。

 

中国景況感が改善 3月PMI :日本経済新聞

中国、生産回復道半ば 大企業9割再開、人手確保進む 稼働率、車まだ4割 :日本経済新聞

中国、預金準備率1%下げ 農村の銀行を対象 :日本経済新聞