証券営業マンのハナウタblog

気になったニュースをふふふん♪するブログです

2022年5月米雇用統計 39万人増 失業率3.6% 平均時給5.2%前年比増(さ)

【2022/06/03 ロイター】米労働省が3日発表した5月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比39万人増と、市場予想の32万5000人を上回る伸びとなった。多くの人が労働市場に参入したにもかかわらず、失業率は3.6%と3カ月連続で横ばいで推移。米連邦準備理事会(FRB)が労働市場の引き締まり継続を背景に、積極的な利上げを進めていく可能性を示唆した。

米国の雇用者数は現在、新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)前の水準まであと82万2000人のところまで回復。レジャー・接客、製造、卸売などを除く多くの部門で、パンデミックで失われた雇用の全てが回復された。

時間当たり平均賃金は前月比0.3%上昇。伸びは前月から横ばいだった。前年同月比では5.2%上昇と、前月の5.5%から減速。伸びの鈍化はカレンダー要因のほか、管理職の賃金の伸びが減速したことを反映したとみられる。

5月は約33万人が労働市場に参入。労働参加率は62.3%と、前月の62.2%からやや上昇した。

 

目次

 1. 雇用者数と失業率は?

 2. 平均時給は?

 3. PCEコアデフレータは?

 4. ISM景気指数は?

 5. まとめ

 

さーちゃん:1歳児。わからないことがいっぱい。冷静な女の子

はむすけ:私。証券営業マン。さーちゃんのパパ

 

1. 雇用者数と失業率は?

はむすけ:米国利上げも始まり注目度の増している雇用統計のお時間です。

さーちゃん:その割に執筆が1週間遅れじゃないの。

はむすけ:早速いくよ。 雇用者数は39万人増だったよ。

さーちゃん:流すんじゃないわよ。 予想は32.5万人増だったわね。

はむすけ:失業率は変わらずの3.6%

さーちゃん:U-6は7.1%と2カ月連続の悪化ね。

はむすけ:労働参加率は62.3と0.1だけ上昇したね。

 

 2. 平均時給は?

はむすけ:平均時給は前年比+5.2%だったよ。

さーちゃん:4月より伸びが鈍化したけど大差ないわね。

 

 3. PCEコアデフレータは?

はむすけ:4月は4.9%だったよ。

さーちゃん:こっちも2カ月連続下落ね。

はむすけ:発表されていたから5月のCPIは+8.6%。コアCPIは+6.0%だったよ。

さーちゃん:CPIは40年5か月振りの水準。コアCPIは前月を0.2%下回ったね。

 

 4. ISM景気指数は?

はむすけ:ISM製造業景気指数は56.1と前月より上昇。

さーちゃん:非製造業は55.9と前月より下落したわ。

はむすけ:まだどちらも50を上回っているけど、非製造業が3カ月連続下落だね。

さーちゃん:先行きが強かった非製造業に変化が出てきてそうね。

 

 5. まとめ

はむすけ:今月も雇用統計が強かったね。予想を上回る雇用者の伸びだ。

さーちゃん:失業率は変わらないわね。

はむすけ:平均時給の伸びも鈍化したとはいえ、明確に下がっているわけでもないし

さーちゃん:物価の方が伸びが小さかったね。

はむすけ:需要が自然と減るにはもう少し時間がかかりそうだね。

さーちゃん:市場では早くも「物価にピークがみられる」「利下げが秋にもスピードダウン」って噂も出てきているじゃない。

はむすけ:トレンド転換が明らかではないから、気が早いと思うけどね。

さーちゃん:確かに、今回のCPIの発表で、その希望は砕かれたようね。

はむすけ:来週はFOMCがあるけど、9月以降の利上げペースのヒントが出ればいいね。

さーちゃん:ECBも7月に利上げ開始するみたいね。

はむすけ:Fedウォッチによると2022年12月のFF金利は3.00-3.25%が37%の確率になっているね。

さーちゃん:今は0.75-1.00%だから年末までに2.25%上がるってことね。

はむすけ:6,7月は0.5%ずつ1%だから、9,11,12月で1.25%上昇とみているね。

さーちゃん:0.25%が1回、0.5%が2回くらいかしら。

はむすけ:ここからまだ3倍になるってことは、国債金利なんかも4%くらいもあるか

さーちゃん:まだ下がるかもしれないね。

はむすけ:こうも利上げが早いと、バリュエーションの適正化も後手に回るね。

 

 

米5月雇用39万人増、予想上回る 失業率横ばいの3.6% | ロイター (reuters.com)

Table A-15. Alternative measures of labor underutilization - 2022 M05 Results (bls.gov)(U-6)

Labor Force Participation Rate (CIVPART) | FRED | St. Louis Fed (stlouisfed.org)(労働参加率の推移)

CMEの FedWatch ツール: FOMCへカウントダウン (cmegroup.com)(利上げ織込み具合)

米消費者物価8.6%上昇: 日本経済新聞 (nikkei.com)

最後までお読みいただきありがとうございます。 この記事が「面白かった、参考になりそう」とお感じになられたらブックマークやTwitterをぽちっとお願いします↓↓