[2020/08/07 ロイター] - 米労働省が7日に発表した7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から176万3000人増となった。伸びは予想の160万人を上回ったものの、過去最大となった前月の479万1000人からは大きく鈍化。
7月の失業率は10.2%と、6月の11.1%から改善。
時間当たり平均賃金は前月比0.2%増と、予想の0.5%減に反して増加した。労働参加率は61.4%だった。
さて、雇用統計です!
目次
- 雇用者数と失業率は?
- 平均時給は?
- PCEコアデフレータは?
- まとめ
さーちゃん:0歳児。わからないことがいっぱい。冷静な女の子
はむすけ:私。証券営業マン。さーちゃんのパパ
- 雇用者数と失業率は?
はむすけ:今月も雇用者数も失業率も市場予想を上回る改善を見せたよ。これで累計で925万人の雇用が回復したね。
さーちゃん:着実に回復は続いているようだけど、鈍化と言われているわね。
はむすけ:相当の回復スピードじゃないと、そういっている人は認めてくれないのかもね。 回復基調が続けばいいと思っているよ
さーちゃん:でも失業給付の上乗せも7月末でなくなってしまったね。ここからは悪化してくるんじゃないの?
はむすけ:追加経済対策は大詰めだから大目にみておくれ。後押ししてくれるから。
さーちゃん:追加はどんな??
はむすけ:共和党案は一時金1200ドルと失業給付の上乗せは200ドルに減額だね。差し引き400ドル減にとどまるよ。
さーちゃん:まだ決定じゃないのよね。
2.平均時給は?
はむすけ:今回は前年比が見つかりませんでした。ロイターによると前月比+0.2%だったよ。
3.PCEコアデフレータは?
はむすけ:2020年6月は前年比+0.9%と-0.1%だったよ。横ばいで来ているから需給バランスがどんどん緩んでいるわけでは無さそうだね。
4.まとめ
さーちゃん:NYダウは+46ドル、ナスダックは-97ポイントの反応ね。
はむすけ:先行きに失望するような内容ではなかったし、悪化が続かないことはマーケットもわかっているようだね。決算時期でもあるから個別銘柄に注目が集まりやすい時期も関係しているかも。
さーちゃん:こんな内容だけど良くなっていくの?
はむすけ:確実に雇用の回復は続いているよ。合わせて給付金などの追加策が決まれば経済を回復に向かわせることが出来るから良くなっていくと思うな。
さーちゃん:追加策は決まるのかしらね。
はむすけ:決まるね。逆に見送るメリットがない。財政規律を持ち出すような平時でもない。両党ともに国民の危機で非難を浴びたくないだろう。
米雇用、7月は176.3万人増 前月から大幅減速 失業率は改善 - ロイター
米共和党、105兆円規模の経済対策案公表-失業給付上乗せ減額 - Bloomberg
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